NPO Philippine War Memorial Preservation Association

NPOフィリピン戦没者慰霊碑保存協会について

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第二次世界大戦において、激戦地であったフィリピンでは約52万人に及ぶ犠牲者を出しました。その犠牲者を祀る慰霊碑が、フィリピン全土に点在しています。 経年とともに巡拝者も途絶え、朽ち果てたものもありますが、一方で、フィリピンで暮らす方々の中にはそれぞれに思いを寄せ、慰霊碑を守っていこうという意識が根強くあります。 敗戦により、過去の戦争にまつわること全てが否定された戦後社会ですが、忘れてはいけないこともある…という思いが日系人団体を中心にフィリピン在住の有志から湧き上がり、2005年、フィリピンにおいて「NGOフィリピン戦没者慰霊碑保存協会」を設立、ボランティアによって慰霊碑の調査および保存活動を開始しました。フィリピン各地を巡り、約2年に亘った慰霊碑の実態調査は大きな成果を上げ、400基以上の慰霊碑の現状について調査しその内容を報告書にまとめ上げました。その報告書は、フィリピンにある日本人戦没者慰霊碑に関する唯一の詳細記録として、在フィリピン日本大使館、外務省、厚生労働省、防衛研究所、靖国神社、沖縄県平和祈念館、また米国マッカーサー記念館、国立太平洋戦争博物館(ニミッツ提督博物館)等々に寄贈させて頂き、多くの方々にお役立て頂いております。サンフランシスコ講和条約以降開始された遺骨収集も思うように進まず、未だフィリピンに取り残されている英霊のため、「NGOフィリピン戦没者慰霊碑保存協会」では、慰霊碑に関する調査や情報収集、継続的な保存事業、巡拝やその支援等を通し、敗戦によって分断された過去と現在をつなぎ、未来の平和を願う活動をして参りました。 戦後70年が経過し、2016年には天皇・皇后両陛下のフィリピンご訪問と慰霊碑ご参拝が実現し、あらためてこの活動を継続していくことが重要視されるようになり、日本国内においても活動団体が必要との声が上がり、2016年にフィリピンの団体と 同名のNPOを設立し、活動を始めることになりました。
両国の「フィリピン戦没者慰霊碑保存協会」が連動した活動をすることにより、一層の事業充実を図って参ります。 ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

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