NPO Philippine War Memorial Preservation Association

会長挨拶

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真砂 靖(弁護士・元財務事務次官)

皆さん 初めまして。会長の真砂(まなご)です。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は、昭和29年の生まれで、戦後の繁栄を目一杯享受する一方で、先の大戦について考えたり、思いを寄せたりすることの少なかった 世代です。
もっとも、個人の体験としては、10年ほど前、硫黄島での戦没者慰霊祭に参加させて頂き、硫黄の強烈なにおいがする中、酷く蒸し暑い洞窟を進みながら、想像を絶する困難と闘ってこられた先人を思い、また、その時頂いた「硫黄島慰霊道標案内図」を自室に掲げさせて頂いたりしておりました。
数年前、役所を退職し、何かお役に立てることはないだろうかと漠然と考えておりました。 そんな時、「NGOフィリピン戦没者慰霊碑保存協会」のフィリピンでの活動、すなわち、全くのボランティアで400基以上もの慰霊碑を調査・発見した等の活動(詳しくはこちらのページをご覧ください。)を伺いました。 第二次世界大戦での日本人の犠牲者は300万人、そのうち50万人以上がフィリピンで亡くなったと言われています。そのフィリピンで、日本政府が186基と認識していた慰霊碑を、フィリピン日系人会の熱い思いと地道な努力により、新たに200基以上もの慰霊碑を見つけ出したことは大変意義深いものだと考えます。
慰霊碑を探しあて、保存や巡拝を行うことは、英霊に対し、感謝し敬意を払うことであり、国のために戦ってくれた先人に対する感謝や敬意なくして、真の平和も実現しないのではないでしょうか。 日本に居る我々も、フィリピンでの慰霊碑調査・保存活動に向けた思いを共有し、応援したく、この度、日本においても同名のNPOを設立いたしました。
ご指導、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

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